アジアのニュース

主に韓国や中国のニュースについて思ったことを書きます!

大韓空港ナッツリターン事件

2014年12月5日に起きた「大韓空港ナッツリターン事件」を覚えていますか?
”ナッツ姫”と呼ばれた、大韓航空の元副社長・趙顕娥(チョ・ヒョナ)がニューヨーク発・仁川行きの大韓航空機のファーストクラスに搭乗した際、皿に盛られて出されるはずのナッツを袋のまま提供されたとして激怒。
動き始めていた同航空機をリターンさせて責任者を降ろし、仁川への到着を11分遅らせたという前代未聞の事件でした。
財閥一族の傲慢さを象徴するかのようなその事件は、韓国社会で最も大きな論点となり、”ナッツ姫”こと大韓航空の元副社長のチョ・ヒョナには、国内外から非難の声が集中しました。
それ以降、韓国では財閥一族は目の敵にされていて、何かあれば直ぐに非難対象になっている状況にあります。
そして、財閥の2、3世による横柄な言動に注目が集まることで起こる”財閥叩き”の流れは、当時から今現在も続いていると言えます。
ここまで社会的な論点となったのは、韓国における財閥グループの存在感が大きいからと考えられるでしょう。
ナッツリターン事件後、大韓航空副社長の座から転げ落ちた“ナッツ姫”は、どうしているのでしょう。
韓国メディアによると、“ナッツ姫”は2017年の4月から社会奉仕活動に取組始めたといいます。
ただ、その他では外出することもなく、自宅で自粛中だとも伝えられています。
ネット上には“ナッツ姫”と見られる写真も出回っているようですが、疲れ切ったような表情で事件当時とは全くの別人のような印象ですらあります。