アジアのニュース

主に韓国や中国のニュースについて思ったことを書きます!

韓国ロッテグループの問題について

こんにちは!以前少し書いたロッテのことをまた記載しようと思います。
ロッテというと、日本では有名なお菓子メーカーというイメージですよね。このロッテの創業者はもともと韓国の生まれの方で、日本で事業に大成功した後、日本での収益を資金に、韓国でも事業に大成功することになります。
韓国では日本のようなお菓子以外にも、ロッテ百貨店・ロッテホテルといったサービス、テーマパークのロッテワールドなど多くの事業分野を展開しロッテ財閥を形成しています。韓国内では5番目に大きな財閥のようですよ。
前回記載したようにお家騒動も起きていますが、その上、この大きな財閥のロッテグループに中国で不買運動という問題も起きています。
中国のロッテに在韓米軍のTHAAD(高高度ミサイル防衛システム)配備への土地提供を決めてしまったため、小さい子からお年寄りまで不買運動をしているとのことです。
この不買運動が起きたために、もちろん韓国ロッテは業績が悪化し、創業以来の経営難に陥ってしまいました。
中国の国内にはロッテマートが99店舗あるのですが、このうち87店舗が閉店しました。これらの閉店理由は、強制営業停止処分と不買運動による自主休業です。そして残りの店舗も中国人のお客さんがあまり来ることはなく、そうなるとほぼ全ての店舗が閉店になっているようですね…。
昨年の売上高が1兆1290億ウォン(日本円に換算するとおよそ1080億円)、月換算ではおよそ940億ウォン(およそ90億円)なので、今のロッテマートの1か月分の売り上げだけで大体1000億ウォン(およそ96億円)に達してしまいます。2017年3月のグループ全体の売上高損失は2500億ウォン(およそ240億円)なのだそうです!
そしてこのまま中国での不買運動が続くと今年の3-6月の4か月間だけで1兆ウォンを上回る見込みです…。
ロッテはお家騒動も大変そうですが、THAADによる不買運動での損失問題も深刻な状況ですね。