アジアのニュース

主に韓国や中国のニュースについて思ったことを書きます!

中国に関するニュースには敏感である必要があります。

現在、中国は世界において経済大国になっています。ですので、接し方はとても慎重に進める必要がありますが、それは世界の政治的な面にも影響があるからです。日本は先の戦争でこの国の一部を植民地としていたという負の過去がありますので日中関係は微妙なものがあります。
元々、日中関係イデオロギーが違いましたので敵対関係にありました。冷戦がはじまったときソ連を中心にした共産主義と米国を中心にした資本主義の戦いでしたが、中国はソ連の陣営に入っていました。当然日本は米国陣営でしたので日中関係は冷えていたのですが、米国が劇的に関係を改善したことで日中関係も改善することなりました。
戦後しばらくは経済的には後進国の状況でしたが、共産主義一辺倒から少しずつ資本主義を導入する方向に舵を切ってから経済成長はすさまじいものがありました。そして、現在では世界第二位の地位に就いています。そもそも論になりますが、人口の数が日本の10倍以上ですから市場規模が違います。これはほかの先進国も同じような考えを持っているようで世界的な企業が工場を作ったり、または市場としてとらえるようになっています。繰り返しますが、人口が10億以上いるのですから市場的に魅力があるのは当然です。
日本は当初中国を生産拠点としてだけ考えていました。理由は、賃金が安かったからです。日本で生産するよりも格段に安く作ることができましたので世界のメーカーが工場を作りました。日本でも大手メーカーが生産拠点を移したことでその子会社孫会社の仕事がなくなるという負の側面も報じられるようになりました。
しかし、工場がたくさんできたことで賃金が上がり次第に人件費が安いというメリットが薄れるようになり、今ではもっと安いアジア諸国に工場は移っています。しかし、市場としての魅力は残ったままですので日本の小売業も進出しています。
このような状況は中国に関するニュースについて注目度が高くなることを意味しています。今から10年以上前ですが、日本の大手スーパーが多店舗展開していましたが、結局は資金繰りに行き詰まり倒産した事件がありました。いくら市場があろうともただ進出するだけではやはり倒産してしまいます。日本の企業が進出するには入念が準備が必要です。そのためには中国のニュースには常に気を付けている必要があります。特に注意が必要なのは、政治的な混乱が起きやすいという特徴があることです。これは西側諸国とは政治形態が違うことが理由ですが、そうであるだけにニュースに敏感である必要があります。