アジアのニュース

主に韓国や中国のニュースについて思ったことを書きます!

韓国のニュースに対する日本人の接し方

お隣の国である韓国のニュースに対し、多くの人は興味津々です。それが悪い話であろうと、いい話であろうとどんなことが起きたのか注目するようになります。また、同じ日本人でも、地理的に近い九州などでは、東京の話題よりも韓国のニュースの方が興味があるという人もいるほどです。一方、韓国のニュースに対する接し方というのを日本人は学んでいかなければならないというのがあります。報道される事象だけを捉え、それで物事を考えていくと見誤る恐れがあります。その報道に秘めた事情を読み解いていくような接し方が求められています。

最近では北朝鮮の話題がよく出てきますが、韓国と北朝鮮の関係性は極めて複雑であり、仲よくしたい人もいれば、徹底的に制裁を与えるべきだという人もおり、日本とはまた違う世論となっています。こうしたさなか、日本では北朝鮮に対する懸念を感じる人が過半数を占めている中、地理的に圧倒的に近いはずのエリアにおいて、当面は何もないだろうと楽観視をする人、そんなことより北朝鮮に対する懸念によって日本の観光客が減ったことを嘆く人などがおり、ニュースで報道されているほど、地理的に近いはずなのに、その懸念は高まっていません。

こうした背景には常に北朝鮮との衝突を想定してきたということも大きく関係しています。シェルターが多く、頻繁に避難訓練が行われており、日本でやれば困難するようなレベルのことを日常のようにこなしています。すると、こうした軍事的な緊張は当たり前であり、今さら騒いだところでしょうがない、むしろ日常でのトラブルなどの方が心配と答える人が多くなります。北朝鮮への懸念はミサイル発射後、日本ではかなり強まりましたが、日常とは言えない状況です。韓国は軍事的な緊張をもっと長く経験しており、冷静になっている様子がわかります。

日本のニュースではこうした情報は取り上げられず、お隣の国でも同じような気持ちなのだろうと日本人は思っています。しかし、今までの状況や地理的な関係性などから、かなり楽観視をする人が多く、そうしたことが北朝鮮の人と仲よくするべきだという意見につながります。また、社会における閉塞感が強いことも影響し、はけ口というものを求めています。今はそれがわかりやすい形で日本に向いていますが、はけ口さえあれば、その対象は何であってもいいとも言えます。大事なことは一喜一憂しないことであり、冷静な対応が求められます。