中国の経済立て直しについて

現在中国の経済は、厳しい状況にあります。
特に、東北地域の経済の厳しい状況を打破することはそう簡単ではなさそうです。
そんな中国は、2016年12月に「東北振興第13次5カ年計画」を発表し、経済の立て直しをしようと動いています。
「東北振興第13次5カ年計画」では、成長するスピードよりもより質の良い発展を遂げること、国内外の他地域との連携を強化していくこと、国有企業改革の推進を再確認しています。
しかし、「東北振興第13次5カ年計画」を成功させるためには、民間資本の受け入れ態勢や民営化はまだまだできていないという部分で不安を残しているのです。
中国の東北地方には、赤字になっている国有企業が集中しているため、民間資本の受け入れ態勢や民営化を積極的に行っていくことに経済の立て直しのカギがあるのではないかと考えています。

また、経済の立て直しをするためには、日本や韓国との連携も必要不可欠です。
日本や韓国がこれまでに培ってきた様々なノウハウを取り入れることによって、中国東北地域の経済立て直しもスムーズに進む可能性があるでしょう。
日本や韓国との連携が強化されれば、中国東北地域を経由する物流も生まれるはずです。
そうすることによって、中国東北地域は北東に位置するアジアの国々の物流の拠点になる可能性も考えられます。

「東北振興第13次5カ年計画」を中国が成功させるためには、このようなカギに気づき、どんどん計画を実行していく必要があるのではないかと考えます。